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水戸黄門が弟?

ぐっすり寝て   眼覚め爽快な朝
朝風呂   朝ご飯   ハイウェイ情報の朝チェック!
四国・坂出から本州へ渡る   瀬戸中央自動車道は
開通になりましたが   2カ所で事故発生中

でも   高松界隈を観光しているうちに   多分   通れるようになるでしょう
午前9時過ぎには   ホテルをチェックアウト
SAPPOROの狸小路に激似な場所にホテルはあったのでした
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エンジン音が静か過ぎるプリウスに 今日も頑張って貰いましょ
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まずは   栗林公園(りつりんこうえん)に向かいます
その昔 回遊式大名庭園として造られ
6つの池と13の築山から構成されております

歴代の高松藩主によって100年程かけて 築庭されましたが
中でも 水戸光圀公のお兄さんであった松平頼重が
不思議な形をした岩や 変わった松を持ってきた者に
米などを与えて奨励していた事から 一風変わった庭造りが感じ取れます

明治維新になるまでの228年間
松平家の下屋敷であった処です
 ※ この地図は クリックすると 大きくなります ↓
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皇族関係の方との縁も深く お手植えの松 が5本もあります

秩父宮殿下(大正3年)
高松宮殿下(大正5年)
エドワード・アルバート王太子殿下(大正11年)
 女王エリザベス2世の叔父に当たり 
 エドワード8世としてイギリス国王に就任しましたが
 恋する女性の為に 国王の地位を僅か11ヶ月足らずで退き
 『 王冠を捨てた恋 』として有名な方です
良子女王殿下(大正12年)
北白川大妃殿下(大正14年)

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昭和天皇が皇太子時代に お手植えされた松もあったそうです
”天皇陛下が植えられた松”なので 
殆ど手を入れず剪定していなかったせいなのか
物凄い高さと 枝振りになっておりましたところ
平成16年に落雷に遭い 伐採されました ( ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!
それが この場所です
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日差しはあるけど   気温は低く 風は無し
和船に乗る気満々で   朝からテンション高しの私は
傘地蔵みたいな帽子かぶって エア船漕ぎ(笑
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昨日は   雪で運行を中止した時もあったそうですが
愛の逃避行は 和船の千秋丸(せんしゅうまる)を貸し切り 
南湖(なんこ)で舟遊び致します
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運転してハマって   移動して走ってばかりいた前日と違って
時間の流れが   ゆっくりです
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殿っ 迎春橋が近づいて参りましたわ(笑
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頭上注意で橋をくぐれば
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杜鵑嶼(とけんしょ)と言われる 小さな島が見えてきます
植え込みのツツジの 刈り込み具合が素晴らしい
真ん中のハートのは 恋つつじと呼ばれております
 剪定は2年に1度
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水面に長く張り出した 枝の豪快さは圧巻
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天女嶋
(てんにょとう)の 石灯籠と松の作り込みが素敵
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紫雲山
の借景も 庭園と一体化しております
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掬月亭
(きくげつてい)は 数寄屋風の書院造
四方正面と言われる珍しいものです
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掬月亭の横には 鳳尾塢(ほうびう)と言う
樹齢300年以上のソテツがあります
羽を広げた鳳凰に似ていることから名付けられたそうで
天然記念物に指定されております
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松平頼重も このように木々や鳥を愛でたのでしょうか?
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この松の青々とした感じは 2月の北海道では味わえません
っていうか 北海道に松自体があまりありませんし
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偃月橋
(えんげつきょう)は 園内で最も大きな橋で
弓張り月が湖面に映るのが美しい
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あぁ 絶景かな
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優美な舟遊びの後は 園内を散策致します
どの方向からでも 中に入る事が出来ように
沓脱石(くつぬぎいし)が置かれている 掬月亭にお邪魔致します
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季節柄 雛人形がお出迎えしてくれました
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陽の当たる縁側は そこはかとなく
枯山水も いとおかし
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土建屋家業の私は この床の間の細工と紗の織物の融合に
日本伝統の美を見た気が致しました
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お点前 頂戴致します
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さて 北海道民にとって 雨戸は馴染みのないものですけど
戸回し棒は 使い方に慣れが必要です

画像の左側にある雨戸を右側にスライドさせ
90度の角度を回転させて曲がらせて
手前にある戸袋に納めるという魔法の棒です(笑
赤い⇔の間を雨戸が通る訳です
雨戸は全部で128枚あるそうですから 
その作業は係の女性2人で20分かかるそう
 詳しくは コチラ
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掬月亭は このように南湖に面している為
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基礎部分は このようになっており
白い束石のような部分は 珪化木(けいかぼく)と言い
大昔の樹木の化石で カチカチです
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開け放たれた掬月亭より
根上り五葉松越しに 南湖を望む
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根上がり五葉松の下部分は 支えが必要ではありますが
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その上部分は 天に向かって拡がっております
9代藩主・松平頼恕(よりひろ)が参勤交代の際に 
徳川家から頂いた盆栽を 地に下ろしたものが
このように成長を遂げております
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松も樹齢20年程経つと このように亀甲模様が入ってきます
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松は 針のようなトゲトゲした葉っぱの集まりだと思っておりましたら
クロマツの葉はツンツンと硬くて 触ると痛く
アカマツのそれは形は同じでも 柔らかいものだと知りました

そして松の葉は 普通 2枚なのですけど
 ※ 着物や帯の柄でも 松葉模様ってありますよね
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五葉松は5枚葉だから 五葉松なんですって! (@_@;)
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高松地方では 結婚式の前に 婚礼衣装で前撮りする風習があって
この日も 和服姿の新郎新婦がお茶室などで撮影されておりました
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アオサギや
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この赤い実も 北海道では見かけません
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梅も桜もゴールデンウィーク後半に咲くのが常ですから
1月下旬に開花宣言という四国の梅に 日本の長さを痛感します
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旧藩主・檜御殿のあった跡に 
県が建築した商工奨励館(明治32年築)
 日本古来の建築様式と西洋的技法も使われております
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あぁ やっと旅って感じがしてきました




*2月上旬の愛の逃避行を 徒然なるままに 絶賛ブログアップ中*
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   5.下道渋滞地獄
 6.水戸黄門が弟?






by petite-souris | 2014-02-27 16:50 |

2020年は旅の生活を楽しみつつ、ゆるりと暮らす予定です(・∀・)丿


by こ~ちゃん