スポーツジムにも行かず
着物でお出掛けもせず
じっと我慢の子でいる毎日です
1973年のオイルショック時にも
トイレットペーパーが店頭から消えたそうですが
今回のコロナ騒動はそれを上回っているのかも。。。
現在の所、マスクもティッシュも
買い置きがあるので
努めて外出を控えて籠っております
さて、二月某日
東京での結婚式に参列です
風もなく とても暖かい日でした
政令指定都市SAPPOROの木はライラック
札幌出身者の拘りからか
ブーケは まさにその花でした
当地でライラックが咲くのは
5月中旬以降ですから
一体どこから空輸したのやら(笑)
でも、その花色が
留袖の牡丹の色と相まって
とても素敵でしたので
この留袖を着て本当に良かったと思いました
私の母がお嫁に来る時に持ってきた物なのです
程なくして披露宴が始まり
隣席の妹(大阪在住)とお喋りしていたら
同じ顔・同じ声
同じテンションでいる私達ふたりの会話が
まるで『こだま』か『やまびこ』だと
言われてしまいましたわ
私達 新幹線じゃないわっ!(爆)
掛け合い漫才のように
お互いの声に かぶって話しているとまで…
ヤッホー! ヤッホー!って事なの?
(;゚Д゚)マジカ?オイ!
更にはもっと自分で写真を撮れるかと
簡単に考えていましたけど
お越し頂いた方々へのご挨拶などで
そんな時間は余り無く(´・ω・`)
けれども娘が東京に出てから
どんな風にどんな方々のお世話になり
今の姿があるのかが
多少なりとも感じる事ができ
離れて暮らす親としては嬉しい限りでした
令和の時代では
そう珍しい事では無いのでしょうか
結婚しても別居婚の二人です
後日、そんな二人に
吉野弘さんの詩集を宅配便で送りました
何故かとても心に響く詩なのです
それは私がもう結婚して
随分経つからなのかもしれないのですが…
祝婚歌 吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
【 本日の着物 】
50数年振りに陽の目を見た昭和の留袖です
母は高齢の為に参列が叶いませんでしたけど
写真を見てとても喜んでくれました
留袖の花のインパクトが強過ぎて
帯選びに難儀したものの
流水の帯で何とか落ち着きました
べっ甲か
パールがズラーっと並んだ蒔絵風の
大きな簪(かんざし)が希望でしたのに
脳みそがちょっぴりしか入っていない小さめの頭には小振りな簪で!と釘刺されました(笑)
半衿もっと細く出したかったとか
衣文抜き過ぎじゃ?とか
金の亀を写すの忘れたとか
色々反省点は有りましょう (。-`ω´-)ウーン
家を建てるのと同じで
1回位 留袖着たくらいじゃわかりませんもの
とは言え子どもは一人しかおりませんし
困りましたね~(笑
しかも頭を盛って
お草履 履いたら
ダーリンより背が大きくなっちゃったわww
こんな後ろ姿を要求しても
文句ひとつ言わずポーズしてくれるのは
睦まじい証拠だと言わざるを得ません、おほほほ
■ 2020年 しゃなりカウンター 【 7 】